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図1

図2  日産自動車スロットル全閉位置学習及び急速TAS学習
1. 電子制御スロットル又はECCS C/Uのコネクターを外した場合は修復後、スロットル全閉位置学習を行う必要がある。
2. 電子制御スロットル又はECCS C/Uを交換した場合には、スロットル全閉位置学習及び急速TAS学習を行う必要がある。
(なお、アイドル回転数又は点火時期が基準値から外れている場合も急速TAS学習を行う必要がある。)
 
スロットル全閉位置学習操作要領
1. キースイッチをON→OFFにする。
(キースイッチOFF後約5秒間保持する)
2. このとき、スロットルバルブが作動する(作動音がする)ことを確認する。
3. 上記の操作により学習が完了する。
 
急速TAS学習操作要領
(スロットル全閉位置学習及び暖機が済んでいること)
1. アクセル全閉のままキースイッチをON。
2. 3秒経過してから、アクセル全開、全閉を5秒以内に5回繰り返す。(全閉状態で終える)
3. アクセル全閉から約7秒後にアクセルを全開にし保持しておく。
4. 約10秒後にエンジン警告灯が点滅を始める。
5. 数秒後にエンジン警告灯が点灯するのでアクセルを全閉し、5秒以内にエンジンを始動。
6. そのまま20秒以上アイドリングを続ける。(学習は終了)
7. 確認のため、キースイッチOFFにし、10秒以上経過してから再始動。
8. アイドル回転及び点火時期が基準値内にあることを確認。
 
 
《参考》旧方式(B15,QG系等)急速TAS学習操作要領
1. キースイッチをONにして、スロットルセンサーコネクタ(茶色)を外す。
2. 外してから5秒以内にコネクタを接続する。
3. 20秒以上経過して、キースイッチをOFFにする。
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