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図1
■リヤ・ブレーキ・ドラム整備作業上の留意点
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新型マツダ・デミオのリヤ・ブレーキ・ドラムは、市場で頻繁に行われるブレーキ清掃やシュー等の部品交換作業時のベアリングヘのゴミ混入防止およびプリロード調整作業省略を目的とし、下記イラストのような作業要領になっています。
車検や定期点検時にブレーキ・ドラムを取り外す際は、センタ・ロックナットを緩めず、バック・プレート裏からスピンドルを固定しているボルト(4本)を外し、ドラムとスピンドルを一体で取り外してください。
注意:ABS付車の場合、誤ってABSホイール・スピード・センサ・ハーネスを引っ張り、断線させる恐れがある。作業前にABSホイール・スピード・センサを取り外し、ハーネスを引っかけない箇所にセンサを移しておく。
参考:ハブ・スピンドルとブレーキ・ドラム・アッセンブリの構成
注)構成部品の取外し/取付けには、専用工具が必要なものがあります。(参照:MAZDA DEMIO 整備書)
図2
■ロックナット取付け時の留意点
注意:ロックナットを手順通りに締め付けないと、ホイール・ベアリングのローラがずれ、異音の原因になる場合がある。
1.
ブレーキ・ドラムを左に回転させながら、35〜40N・mで締め付ける。
2.
ブレーキ・ドラムを左に10回転以上回す。
3.
ブレーキ・ドラムを左に回転させながら、225〜245N・mで締め付ける。
4.
ブレーキ・ドラムをゆっくり手でまわし、ホイール・ベアリングにゴリ感/異音がないか確認する。
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